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身体・健康 きもの・小物

トウシューズと帯結び

先日、バレエのトウシューズレッスンの時に、
生徒さんがトウシューズを履いている様子を
何となく眺めていました。

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ちょっとわかりにくいかもしれませんが、
履いている時点で、足が外に流れています。
この生徒さんは、トウシューズで立つ時も、
足が外に流れる傾向があるのです。
履いている様子を見て合点がいきました。
一番キャリアが長いので、履いている時を
ついついスルーしていました。
本来は、プラットフォームと言われるつま先の部分が
すべて接地しているはずなのです。

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こんな感じ。
(↑の2枚の写真では、シューズのリボンを
 2本クロスしていますが、本来は1本ずつ
 巻いていきます。 最終形態がわかりやすいように
 両方同時に巻いてもらっています)

この日彼女は、レッスン中にトウで立つ時も、
安定してまっすぐに立てていました。
つまり、シューズを履く時に、安定した形を作っておけば、
その安定した形で立てて、しかも負担が少ないのです。
ふだんの靴、とくにスニーカーなどの紐がついた靴は、
同様の作用があるかもしれません。

姿勢をサポート、姿勢でサポート

これは、私が出張着付けレッスンの時に、身体の使い方として
お伝えしているのと同じことです。

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きものを着ると、帯が腰や背中をサポートしてくれる
というのは、よく言われていることですが、
腰や背中が無理をしてがんばった状態で着付けると、
その形のままで固まってしまうことになります。
身体に負担をかけず、なおかつ美しい形というのが、
人それぞれにあるはず(というより、楽な形が美しい)なので、
その形を知り、
それをサポートするように着付けることで、
楽で美しい着姿ができあがり、キープできるのです。

バレエのワークで、自分だけの楽な身体に出会ってみませんか?
 月イチゆる楽バレエワーク@エクラ(小野市中島町)
6月21日(日)14:30~15:40

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乳がんサバイバーとして 学び・気づき

術後10年を前に

今年で9年

一年ぶりの乳腺外科検診に行ってきました。
検査も診察もスムーズで、結果も問題なしでした。

がんセンター

診察の終わりに、来年で区切りの10年(他のがんは5年)
になるので、以後のフォローのための医療機関を
ご提案いただきました。
ありがたくも無事に再発も転移もなく過ぎたので、
がん拠点病院から住所地の近くの病院に「逆紹介」という形です。

マイ・ディア・ドクター

途中の2~3年、別の先生に変わった時期がありますが、
初診の時からずっとお世話になっているT先生に、
あと1回お会いしたらお別れなんだなあと思うと、
ちょっと泣きそうになりました。
ゴッドハンドとして、ひそかに高名なT先生ですが、
本当にすばらしいのは、私のような軽症の患者でも、
診察の時間は、先生は自分だけに向き合ってくださると
感じられるくらいに真摯な姿勢です。

知っているけど知らない感情

誰かに会えなくなる「別れ」の経験は今までにもあります。
自分から区切りをつけたことも、その逆も、
あるいは自然解消的に没交渉になったことも。
でも、それらとはまったく違う形で、
決められた期間を何事もなく無事に過ごすことが
できたからこそ、やってくる別れです。
一番近いのは、学校の「卒業」でしょうか。

ただ私、学校の卒業式では泣いたことはないんですよね。
感情を閉じてたこともあるし、大人になってわかったことだけど、
「学校」があまり好きではなかったようだし。
ましてや「先生」という人種との「別れ」がつらいとかの感情は
なかったと断言できます(^_^;)

今回、ちょっと泣きそうになったのは、多感なはずの時期に
忘れていた、そんな感情を感じることができるように
なったからかもしれません。

☆☆乳がんに関するご相談、体験者の立場でお受けしています☆☆

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身体・健康 本・テレビ・CDなど

今日の「ためしてガッテン」はねんざ特集

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初めて大きなねんざをしたのは、小6の時でした。
以来、今思い出しただけで計5回、ねんざをしています。
(バレエ関連でのねんざが内1回というのは、
 いいんだか、悪いんだか・・・)

そういうワケで、今日の「ためしてガッテン」のねんざ特集
興味深く見ました。

「3日安静」は常識!?

まず、新聞のラテ欄や番組冒頭での、
「3日安静は大誤解」に驚きました。

逆に、それって常識なん!?
「3日安静にして、痛みが治まったら大丈夫」
なんて思ったことないわ。

と思ってたら、やはり、痛みが治まった後も、
2週間くらいはなるべく動かさず、
その後で適切なトレーニングをする、とのこと。

バレエの基本がお役立ち

私は小6の最初のねんざ以外はすべて
大人になってからで(不注意、イラチ、どんくさい)、
翌日とかから普通にバレエレッスンしてました。
ただし、しっかりテーピングした上で、です。
つまり、はからずも、レッスンをしながら、
上記「2週間はなるべく動かさず」を実行していたワケです。

そして、同じく上記の「適切なトレーニング」というのは、
「かかと上げ」と、足のゆびを使ってふくらはぎを伸ばすこと。
文章では詳しく説明できませんが、両方とも、
バレエの基本レッスンの中に、普通に含まれているので、
これまた、知らず知らずのうちに実行しておりました(*^^*)

5回のねんざを経て、日常の立ち歩きに支障なく、
左右のバランスも崩れることなくいられるのは、
(後者については、両足バランスよくねんざしてるからか?)
バレエのおかげと言っても過言ではないようです。

このトレーニングは、古傷のねんざによる故障とともに、
今後ねんざすることを防ぐ効果もあるとのことです。

☆☆お役立ちのバレエレッスン、体験してみませんか?☆☆
  月イチゆる楽バレエワーク@エクラ(小野市)
  6月21日(日)14:30~15:40

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能・狂言・落語会 身体・健康

和の歩きを堪能@茂山家春狂言

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昨日5月10日(日)は、大阪市の大槻能楽堂に出かけ、
茂山家の「春狂言」を観てきました(*^^)v

番組は「饅頭」「縄綯(なわない)」「彦市ばなし」でした。

今回は、脇正と言われる、舞台を横から見る場所にある席で、
しかも前から2番目。

もちろん、正面から見えるのに越したことはありませんが、
ここに座席が設けてあるのは、それなりに意味があるのです。
(そのはずです。たぶん^^;)

ワタシ的には、とにかく、すり足で歩く足袋が
目前を横切っていく、それが見られるだけで、
脇正の席、しかも前から2番目の元は取れると言っていいです!
正面席だと、最前列でも舞台から距離があるので、
ここまで近くでは見られないのです。

足そのものだけでなく、長袴(ひきずるやつ)の中の動きや、
正座の時に足を折って腰を下ろす一連の動きも間近。
そして、ジャンプしてから胡坐で下りる飛び安座や、
連続前転、側転といったアクロバティックな動きも
いつもと違う角度から見られました。
斜め後ろから飛び安座を見るなんて、めったにないことです。

「和」の身体作法を楽しんだ脇正席でした(*^^*)

☆身体の使い方で「楽」をつくるリラクシングバレエ&ゆる楽バレエワーク

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身体をゆるめる、楽にする

ストレッチの前に準備運動

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「運動する前にはストレッチ」
今や常識のように言われていますが、
ちょっと待ってくださいね。
ストレッチはそれ自体が筋肉を伸ばすための一つの運動です。
いきなりがんばって筋肉を伸ばそうとすると、
かえって身体を痛めてしまうことにもなりかねません。
まず、体幹と手先や足先の感覚を高めて、
脳からの指令が体の中心と末端に届くようにします。
それからストレッチを始めると、身体全体が動く準備に入っているので、
筋肉を傷めにくくなります。
また、体幹と末端が引きあって伸びやすくなり、より効率的でもあります。

ぷろむなーどのレッスンでは、身体の準備を促すために、
足ゆびを動かすこと、ゆっくりと意識して呼吸すること、
をまず最初に行ないます。

明日は月イチゆる楽バレエワークです。
もちろん、身体の準備からはじめます。
当日ふらっとお越しいただいてもOKです(^_-)-☆
(5月9日(土)14:30~@うるおい交流館エクラ)

※この記事はタウン紙ピーネット2012年12月号に
 掲載したコラム広告記事に加筆修正したものです。
 TVの情報番組で、ジョギングやウォーキングの前には
 ストレッチしてくださいね~云々をあまりに気軽に
 連発しているのが気になったので、書いてみました。