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身体をゆるめる、楽にする

あっちもこっちもつながっている

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わが家のテレビの前には座椅子が置いてあります。
↑こういうのじゃなくて、背もたれの角度とか調節できるヤツ。
(写真はイメージなので・・・無料サイトより)
もたれていると眠くなるので「魔のイス」とも呼ばれています。
・・・というのは置いといて。

昨日の夕方から右の座骨の周囲が非常に痛くなり、
歩くのもちょっとつらいくらいでした。
昨日は2レッスンの日で、床に座るワークも多かったので、
気温も急に下がったし、冷えたせいだと思っていました。
今日はカイロプラクティックの日だったので、
先生に訴えると、どこかにもたれてバランスの悪い姿勢を
続けていませんでしたかと訊かれました。
あー、そういえば一昨日、「がんと闘った科学者の記録」
最後まで読んでしまおうと、座椅子で思いっきりもたれて読んでたわ。
しかも、私はもともと座骨のバランスが少~しずれているらしく、
右に重心が移りやすいようなのです。

ここでもう一つ「そういえば」。
小学生の頃から、式典とかで長時間椅子に座っていると、
右のおしりやももが痛くなることがありました。

で、どちらかというと原因はそっちで、冷えでそれが固まって(?)
痛みがひどくなったようです。
今日は、痛みがある場所にはあまりさわらず、
腰やハムストリングを特にゆるめていただいた感じでした。

帰宅後に感じたこと

エライもんで、帰宅後、魔の椅子にもたれる形で座ると、
違和感を感じるようになっていたんです。
バランスが戻ったということなのでしょうね。
それをキープすべく、ちょっと突っ張るところとか、
せっせせっせとほぐしワークでほぐしていきました。
ほんの少しでもバランスがずれていると、
そこに負担がかかり、いろんな形で教えてくれる、
そして、それを整えるためには、ピンポイントでなく、
つながりを感じ取って、順番にゆるめていくことが
肝心ですね。

ほんとに身体って「うまいこと」できています。
ちゃんと使って大切にしようとあらためて思います。
そのための方法を、もっと学んで、自分のモノにして、
広くお伝えしていきたいです。

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本・テレビ・CDなど 乳がんサバイバーとして

物理学者による「がん患者のためのデータベース」構想

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『がんと闘った科学者の記録』 
文春文庫
戸塚洋二・著  立花隆・編

 

タイトルそのまんま、がんと闘った科学者が
残した記録をまとめた本です。
著者の戸塚洋二氏は物理学者で、
2002年のノーベル物理学賞受賞者・小柴昌俊氏の弟子で、
今年の同賞受賞者・梶田隆章氏の先輩にあたる方だそうです。
2008年7月に亡くなられていますが、生きておられれば、
ノーベル賞に一番近いと言われていたのだとか。
この本は、戸塚氏が近況を知らせたい人たちに向けてのみ綴った
膨大な量のブログを、評論家で自らもがん患者である立花隆氏が
すべて読み込んで、時間軸を整理し、
闘病と他のいくつかのテーマのみにしぼって、まとめたものです。

科学者の記録の仕方

戸塚氏は、自らの検査の数値はもちろん、
CT画像を入手してサイズ等を数値化し、
その推移をグラフにしておられたりと、
根っから文系人間には思いもつかないような
記録の残し方をしておられます。
そうする中で医学者と物理学者の
「データ」というものについての認識の違いに思い至ります。
そして「患者のためのデータベース」を構築する
必要性を強く感じるようになるのです。
患者が知りたいことは、医療者が知りたいこととは
異なります。

文中から引用すると、
◇同じ病歴を持つ他の患者さんは、私が今抱えている
 抗がん剤の副作用を経験しているのか、
 その軽減策はどうなのか。
◇今の抗がん剤が効かなくなった時、他の患者さんは
 どのようなチョイスをしたのか。
◇同じ病歴のある患者さんはあと何年くらい
 生きていたのだろうか。

別の日に、患者が記録するためのフォーマットを考えて、
ノートにして配布して、第三者機関がそれをデータ化
するということまで具体的に書いておられます。
さすがに、科学者であるご自分と同様に記録を残せる
患者さんは多くはないということはわかっておられた
ようです(^_^;)

患者による患者のためのデータの大切さ

インターネットで簡単に情報を入手できるご時世ですが、
玉石混交の情報が過剰なほどにあふれる中、
自分にとって必要な情報に、効率的にたどりつく
ことができるということは大切なことです。
また、自分のデータを記録して残そうとすることで、
客観的に自分の状態を見つめることになり、
情報を検索する時に、的確な検索ワードをチョイスする
ことができるようになる、といういい流れができます。

患者のためのデータベースは膨大なデータになるでしょう。
個人情報保護の問題もあり、データを集め、整理して
媒体に残すことは、容易ではないと思います。
「がん登録等の推進に関する法律」の中に、
データベース構築に関する項があるようですが、
おそらくこれは医療者や国が管理し、使用するもので、
患者がアクセスして情報を得るためのものでは
ないようです。
でも、その情報処理等のノウハウが、患者のために
使えるようになればいいなと、文系人間(しつこい)は
思うのでありました。

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身体をゆるめる、楽にする

まだまだ使える、楽になる

昨日は骨ストレッチの講習会でした。
通常の「体操編」「ほぐし編」とはまた別の、
ウォーキングに特化した講習会です。
(以前の記事はこちら→東京芦屋新大阪尼崎
とはいえ、まずは基本的なワークで身体をほぐして、
その後に歩くことに関連したワークを行ないます。
ワーク自体は新しく習ったものはなかったのですが、
その分、遊びの要素が取り入れられていて、
楽しみながら、より深く腑に落ちる、という感じでした。

中でも印象的だったのが、歩く時に意識する
趾(あしゆび)の位置を変えるだけで、
進行方向に向かう力がまったく変わるという実験
(って言っていいのかな?)です。

5対1
趾によって力の流れが変わるので、
その流れを利用することで、
前に向かって歩いていくだけで、かよわい(?)ワタシが、
男性5人を押し戻すことができちゃうんです

この体験はけっこう快感(笑)でした。
押される側の最後尾も経験しましたが、
本当に、力の伝わり方がまったく変わります。

身体はたくさんのパーツに分かれて複雑だけど、
だからこそ、それらがうまく連動することで、
足し算どころではなく、掛け算の力、エネルギーを
発揮することができるのです。
逆に、どこかに無理な力がかかっていると、
連動の流れを止める上に、その部分が
連動に参加できないので、他の部分の
負担が大きくなり、エネルギーが流れません。
身体ってうまいことできています。
それを理解してうまく「使う」ことで、
どんどん「楽になっていく」と思えるのです。

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筋肉は動くためにある

piano

 

昨日の「題名のない音楽会」のサブタイトルが
「特殊筋肉と音楽家たち」
(11月29日は『いい肉の日』だそうな)
演奏する楽器によって、用途に特化した筋肉が
発達する、というお話でした。
特におもしろかったのが、ピアニストの筋肉。
ラフマニノフ筋、ショパン筋、ベートーヴェン筋・・・
本当にそんな名前の筋肉があるというワケではなく、
それぞれの作曲家の曲を弾く時に
特に使う指の周囲の筋肉が発達するのだそうです。

いわゆる「見せる」ための筋肉ではありません。
だから見て美しいわけでもなく、
むしろ、手の形が変形しているようなものなので、
見た目はどちらかというと悪いです。
私自身は、「見せる」筋肉より「動く」筋肉の方が好きなので、
その曲のために特化してできあがった筋肉が、
鍵盤の上を自由自在に動いて曲を奏でる様子は、
非常に見応えアリでした。

※12月6日(日)23:00~23:30に
 BS朝日でこの回の再放送があります♪

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大阪のセミナーは笑いが必須?

まず本文と関係なく、タイトルに関連して大阪ノリの写真(笑)

大阪トイレ

昨日11月22日(日)は、NPO法人キャンサーネットジャパン
無料セミナー「もっと知ってほしい胃がんのこと」
例によってボランティアスタッフとして参加しました。
三連休中日にも関わらず、100人以上の方が参加して
くださいました。
一般向けセミナーにしては、内容が専門的だったように
文系人間の私は感じた(^_^;)のですが、
講師の先生方が大阪ノリというか、
笑いを交えてお話ししてくださって、
みなさん熱心にメモを取りながら最後まで
聴いていらっしゃいました。
また、先生方がお互いに初対面ではなかったためか、
特にQ&Aセッションの時は、役割分担ができて、
ちゃんとオチがついたりして、終始笑いが起こっていました。

「おもしろい」セミナー

終了後、杖をついて1人で来られていた年配の男性が、
「初めてこんなん来たけどおもしろかったなあ」
とおっしゃっていました。
この「おもしろい」はinteresting(=興味深い)と
funny(=辞書的には『滑稽な』だけど『オモロイ』と訳したい)
あるいはenjoyable(楽しめる)、これら全部の意味を
含んでいるのかなと勝手に考えていました。

「笑い」の効用

「笑い」は緊張の緩和をともなうので、
笑うことで、身体も頭も心もリラックスして、
受け取りやすい状態になるのでしょう。
以前に「笑顔で帰れるレッスン」という記事を
書いたことがありますが、ある意味理想的な場に
居合わせたと言える、いい体験になりました。

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