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本・テレビ・CDなど 乳がんサバイバーとして

「がん患者のためのデータベース」構想再び

先日、国立がん研究センターより、がんの10年生存率の
集計結果が発表されました。
テレビや新聞では、「10年生存率58.2%」という数字と、
一部情報番組が部位ごとの集計を伝えているくらいでしたが、
同センターのホームページを見れば、
もっと詳細な集計結果が掲載されています。
私の知る限り(出演者の好き嫌いが激しいので、特に朝の情報番組は
 限られたものしか見ない^_^;)、昨日出かける前に見た番組だけが、
ステージごとの集計結果もあるということを伝えていました。
そのデータも一部画面には出ていましたが、
それでも、もっと詳しい情報が上記ホームページで得られる
ということについてはふれられませんでした。
以前、「がんと闘った科学者の記録」という本についての記事で、
その本の中に出てくる「がん患者のためのデータベース」構想
のことを書きました。
その時も書いていますが、患者が自分に必要な情報に
効率的にたどりつける仕組みが必要だと思います。
また、これも上記の記事中で書いていますが、
医療者と患者は知りたい情報が異なります。
仕組みとしてそのあたりをうまくつないでいくことに加え、
その情報と患者、そして医療者と患者をつないでいく
ことも重要になってきます。
ここまで書いて気づいたのですが、↑は
私も認定を受けている「乳がん体験者コーディネーター」の
役目の一つですね。
仕組み作りにはかかわれないと思うけど(何せ文系の一般人)、
サバイバーとしての自分ができることを
やっていければいいなと思うのでありました。

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能・狂言・落語会

能舞台の上は想像力の世界

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「今日も元気だ!茂山狂言」を観てきました

〈番組〉
 船渡聟(ふなわたしむこ)
 呼声(よぶこえ)
 今際の淵(いまわのふち)

このうち、新作狂言「今際の淵」の作者である
童司さんが、最初に出てきて狂言の説明、
あらすじ等のお話をされました。
「新作狂言」と書きましたが、新作というのは
狂言の場合、明治以降(!)に作られたものを
指すそうです。

「さすがは室町以来650年の伝統芸能」by童司さん

童司さんは、100年先まで残る狂言を、との思いで
新作を書かれるとのこと、伝統芸能の担い手は、
思考のスパンが広いです。

想像力と創造力

今回、全体的に感じたことは、やはり能狂言は
想像力の芸能だということです。
能舞台には大道具、セットがありません。
(実はこれが歌舞伎との大きな違いの一つ)
すべて役者たちの表現力あるいは創造力と、
観客の想像力で、舞台上に情景が描き出されます。

「船渡聟」の場合

そういうわけで、まず「船渡聟」では、
船で川を渡る様子が、船頭の竿の動きと
乗客である聟の身体の動きで表現されます。
ちなみに、舞台上には聟が川を渡って訪ねる相手、
舅と太郎冠者がいるのですが、
三間四方の本舞台のエリアから外れているので、
いないものとされています。
これもお約束で、いないものとする想像力です。

「呼声」の場合

「呼声」は昨夏の「花形狂言2015」でも観ましたが、
今回観たのが原型です(当時の記事はコチラ)。
基本の設定は同じで、居留守を使う相手に、
外から声色を使ったり、節をつけたりして呼びかける、
その掛け合いが見どころです。
外からの呼びかけ、内から返事をする形ですが、
当然、間に壁や戸はなく、双方が扇を使って、
仕切っている何かがあることを表現します。
そして、扇で表現しているからこそ、
最後の場面が生きてくる、そんな曲です。

「今際の淵」の場合

出演者は身投げを考える二人の男です。
文字通り、舞台の下、客席との間に「淵」があります。
覗き込む様子、身を投げようとして踏みとどまる様子で、
たいそう深いことが想像できます。
ほとんどすべて、この淵のふちで演じられるので、
舞台の後ろ半分いらないんじゃないかと思えます。
それがまた、切迫しているようでしていない、
二人の状況を想像させて、面白みを誘います。
今回の会場はホールでしたが、能舞台で観る方が、
魅力が増すのではと思える曲でした。

一応(?)歩きと所作のハナシ

「船渡聟」の後半で、舅家に仕えている太郎冠者が、
訪ねてきた聟と主(狂言では『頼うだお方』という)である舅の間を
行き来する時に、主と話す時は正座し、そこから立ち上がり、
歩いて聟のところに向かい、腰をかがめて会話し、
また向きを変えて主のところにもどり、正座する、という
一連の動作が何度も繰り返されました。
すべての動きがきっちり型として成立していながら、
なおかつ流れるようにスムーズで美しく、
これを何度も見られたのが個人的には眼福でした(*^^*)

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きもの・小物

今年初めてのきものは狂言会

姫路へ茂山家のお狂言を観に行ってきました。
車移動だと楽ですね~(^^♪
しんどいのは電車やバスだとつくづく感じました。

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足元がぼやけておりますが・・・
安心してください、生きてますよ(笑)
流れでというと変ですが、冬は足袋だけだと
足元寒いので、バレエ用のピンクタイツの
つま先のないタイプを「穿いてます」。

10月に着た墨流し(マーブルともいう)のきものと、
一応冬限定、椿と梅の帯です。
ひさびさの袋帯で、背中、腰回りが安定したので、
逆に、まだ少し右半身のバランスがよくないのを感じました。

帰途、このままの格好でドラッグストアに寄って、
2リットルの水6本入りケースを購入しました

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きもの・小物 本・テレビ・CDなど

きものから見る今期朝ドラ

今日もまたまたテレビ番組の話です(^_^;)

今期朝ドラ「あさが来た」は割とよく見ています。
時代が時代なので、きものがいっぱい出てくるし、
大阪言葉がまたよいのです
今日の放送回では、15分の間に、
季節が冬から春、そして夏へと移っていて、
ヒロインあさのきものが、それに合わせて
冬は羽織姿、春は帯つき(※)、夏は絽と
変わって行き、季節感きっちり出してるなと
感心しながら見とれておりました。

ちょっと※の説明

※の「帯つき」というのは、羽織もコートもなしで
外出することで、「花見から紅葉狩りまで」というのが
目安というのが、一般的です。
まあ、諸説あり解釈もいろいろあるのですが、
ここではあんまり言及しないでおきます。

決まりごとと季節感、それから

こういう決まりごとは、実は大体がこの時代、
明治になってからできたものらしいです。
また、上述の季節以外に「帯つき」で出かけるのは
かたぎの女性はしない、とも言われていたようなので、
男性社会に単身乗り込んでいったあさは、
そういう部分にも細やかに気遣いしていたのかも
しれません。
もしかしたら、粋な場所に慣れた夫・新次郎の
助言もあったりして。

弟嫁のさちのきものがまた、今までにない
「可愛らしい」感じの色柄で、ますます目が離せません

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今日の「美の壺」のテーマは「日本刀」

刀剣展

今日のNHK BSプレミアム「美の壺」のテーマが
「日本刀」でした。
(写真は一昨年行った撮影可の刀剣展で撮影したものです)
刀の放つ光、鍔(つば)、拵(こしらえ)というテーマが興味深く、
そして案内役の草刈正雄さんが今期大河ドラマ「真田丸」の
役衣裳で登場したりと、見どころ多く楽しめました。

刀剣界最高の正宗賞の匠

その中に出てこられた刀匠が、江戸時代以来絶えていた
技法の復活に成功されたのですが、そのヒントを、
刀ではなく、包丁の鍛え方から得たそうなのです。
この技法は刀身に出る「刃文(はもん)」の周囲に
ぼかしのようにあらわれる「映り」を作り出すもので、
日本刀の分野では途絶えていたけれど、
包丁の分野では受け継がれていたようです。
この刀匠がおっしゃるには、
「美しくしようと思ってできたものではなく、
使いやすくしようとするうちにできたもの」
だから、包丁の現場に残ったのだそうです。
つまり美しい「映り」を作ろうとして鍛えるのでなく、
使いやすい包丁を作ろうとして鍛えた結果、
たまたま「映り」になった、という感じでしょうか。

こじつけっぽいかもしれないけど

先日の記事に書いた出典不明(^_^;)の
「武を究めれば舞に通ず」と似ていると感じました。
「舞」に近づけていこうと意図したわけではなく、
あくまでも「武」として完成させるための
プロセスが積み重なってできたものが、美しい動きとなり、
「舞」に通ずるものとなったのだと思うのです。

究極に合理的、機能的であるものは「美しい」のでしょうか。
合理的は「楽」とも通ずるところがあります。
また考察することがあるかもしれません。
(『考えるな、感じろ』はどこへ行ったんだ)

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