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きもの・小物 学び・気づき

きものでも「ゆる楽」で

先日、名刺をお渡しした方から、
「毎日きものを着てるんですか?」
と尋ねられました。
答えはもちろん「NO」です。
基本的には出かける時だけです。
家では洋服。しかもゆる~いヤツ。

縞保多織

きものに関することをお仕事にする、と決めた頃は、
やっぱり少しの時間でも毎日着るべきだろうかと
考えたこともあります。
でも、「べき」という言葉が出てきてる時点で、
「きものを楽しむ」という自分のコンセプトに反する
と思い直しました。
そして、バレエの方でも「ゆる楽」ということを
メインに置き始めて、「きものを楽しむ」についても
「ゆる楽」でいいんじゃないかと思えるようになったのです。

紗源氏香

 

ゆる楽ポイント

自分で着られること、だからこそ着くずれても直せること、
すぐ着られるように、小物類を手近にまとめておくこと、
楽な身体の使い方ができること・・・
私の考える「ゆる楽」できものを楽しむポイントです♪

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きもの・小物 お出かけ

猫がまたぐ?@播州織工房館

 

播州織工房館

 

兵庫県西脇市の播州織工房館で開催中(~14日)の
猫股木市(ねこまたぎいち)に行ってきました。
(↑写真は公式サイトよりお借りしました)
播州織については、以前にも何度か書いていますが、
西脇市の地場産業で、縞や格子の柄が特徴的な綿織物です。

「猫またぎ」というネーミング

「猫またぎ」という言葉は「猫もまたいで通るほどの」
「まずい」あるいは「どこにでもある」魚を意味する
のですが、転じて「ありふれたもの」を指す場合が
あるようです。

このイベントについては、端切れというには大きいけれど、
作品や商品を作るには中途半端な大きさの生地を
一律350円/mで販売していて、「たくさんある」という意味で
「猫またぎ」の言葉を使っておられるのかなと推測します。
ほんっとにたくさんの種類の生地が積み上げてあって、
よりどりみどり。
気に入った生地が、用途に合う寸法であれば、
ラッキー(*^^)v

播州織COOL!なのだ

館内には、「猫またぎ市」以外にも、正札の生地はもちろん、
シャツやストールなどの定番商品、扇子や名刺入れ、
変わったところではハンカチになる金封等の小物も豊富。
あと一日の「猫またぎ市」はもちろん、終了後でも
興味ある方は足を運ばれてはいかがでしょうか。

150612_1827

私の戦利品でございます↑(^_-)-☆
衿つき半じゅばんの替え袖を作る予定。

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きもの・小物 ワタシ流きもの用語

ワタシ流きもの用語―半衿―

衿付半じゅばんのくだりで、さんざん「半衿」という単語を
書いているのに、用語集ではまだでした(>_<)ので、
遅ればせながら・・・

半衿

【半衿-はんえり-】
衿の汚れを防ぐことを主な目的として、
長じゅばんなどの衿に掛けて使用する。
「掛け衿」ともいう。
基本的には、特に礼装では白を使用する↑が、
装飾の用途で色衿や刺繍衿を使用することもある。
半衿ピンク

 

振袖半衿

汚れを防ぐことが主用途なので、当然、メイク、皮脂等で汚れる。
・・・ので、外して洗う。
そして、次の使用のために、再度縫い付ける。
めんどくさっ!(おっと失礼^^;)
仕立てたままの状態では、細かい縫い目で縫ってあるが、
自分でつける時は、背縫いに真ん中を合わせてあれば、
多少粗い縫い目でも、外れなければよしと考えてよい。
そう考えると、作業が楽しくなる(・・・かもしれない←意見には個人差が・・・)
ちなみに、両面テープで貼るというツワモノを知っているが、
生地を傷める可能性が高いので、推奨はできない(意見には個人差が・・・)

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きもの・小物

決まりごとを楽しむ

きもの

きものがとっつきにくいと思われている理由の一つに、
季節や場所、シチュエーション等についての
細かい決まりごとがあるということがあげられます。

私個人の考えとしては、冠婚葬祭等のフォーマルな場以外は、
厳密に守る必要はないと思っています。
折しも自転車利用者のための改正道路交通法が
今日から施行されましたが、こういうルールというものは、
守らなければ危険が伴います。
ですが、上述のような、きものの決まりごとというのは、
別に守らなくても誰も困りません(たぶん)。

だから、春がなくっていきなり真夏日、とかいう
昨今の気候の中では、自分の体感重視で、
涼しさ、心地よさを優先した着こなしをするのも
アリなワケです。

ただ、これまた個人的な意見ではありますが、
まったく束縛がなくって何でもアリな状況よりは、
ある程度の枠があって、その中で工夫する、
あるいは微妙にはずしてみる、という方が、
おもしろいと思うのです。
そう思うと、決まりごとを知ることが楽しくなります

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きもの・小物

単衣の季節

大阪に歌舞伎を観に行ってきました。

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単衣の塩沢紬に、麻の染帯です。
一応、織りのきものに染めの帯という決まりごとに
乗っかってみました。
帯の素材や製法も、多彩というと大げさですが、
染めと織りだけ、とは言い切れなくなってきているので、
特にカジュアルな場ではあまり気にしないで
いいんじゃないかと私は思っています。
(細かいことを言い出すと、麻の帯は今の時期ではNG
とまではいかないですが、推奨ではないです^^;)
私の中の線引きとしては、歌舞伎ならば歌舞伎座、南座等、
能楽なら能楽堂に出向く時は、あくまでも比較的にですが、
きちんとして行きたいという気持ちで選びます。

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まあとにかく暑い!!

ので、さっそく衿付半じゅばんの出番です。
半衿だけは、夏物でなく、地模様の入った紋縮緬を使いました。
帯の柄に合わせて、クローバーの模様ですが・・・

・・・いいんだ、わかんなくても。自己満足で( 一一)
行き先が大阪だったせいか、ヒョウ柄に見えてもいいんだ・・・

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