納涼茂山狂言祭２０１６大阪公演

 

大阪市の大槻能楽堂で、「納涼茂山狂言祭２０１６」を
観てきました。

【番　組】

　　樋の酒（ひのさけ）
　　磁石（じしゃく）
　　死神（しにがみ）

「樋の酒」「磁石」を観ている時には、
ブログ記事には謡のこと、舞のこと、足の運びのこと等々、
これをこんな風に書こうとかいろいろ考えていたのですが
「死神」の千五郎翁の存在感に
出の場面から全部持っていかれました

松を見せる御大の力

三間四方の能舞台、舞台装置も何もなく、
観客の想像力と演者の創造力で
できあがる舞台であると、何度か書いてきました。
それを承知で、場所や場面をある意味冷静に
想像しつつ観ているはずなのですが、
五世千作襲名も間近の千五郎翁が演じる男が
「やゃ、この枝ぶりの良い松・・・」
という台詞とともに上げた手を
反射的に追ってしまった自分にびっくり。
松は実際にはないんだけど、何もない場所でなく、
奥の鏡板の松の絵を差しているというのが、
ちょっとした笑いのポイントなのかなと後で思ったのですが、
その瞬間はとにかく、思わず手の先を追った私には、
鏡板の松ではない、枝ぶりのよい松が見えていたのです。

演技力とか技術とかそういうレベルを超越して、
舞台自体を創造してしまう、有無を言わさぬ存在感。
来月からの襲名披露公演が楽しみです。

さて、開演前に購入した狂言Ｔシャツ。
新柄ですかわいいです
たぶん２０日の武庫之荘で着ます。
ご参加のみなさま、お楽しみに
まだまだ参加受付中です

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☆☆月イチゆる楽バレエストレッチⓇ＠エクラ☆☆
　　　９月１７日（土）　１４：３０～１５：４０
　　　１０月９日（日）　　　　〃　

☆☆ゆる楽バレエストレッチⓇ＠武庫之荘☆☆
　　　８月２０日（土）　１３：４０～１４：５０