茂山家の「春狂言」を観てきました。
【番 組】
お話 茂山宗彦
ラーメン忠臣蔵
居杭(いぐい)
濯ぎ川(すすぎがわ)
(2回公演の夕方からの部です)
新作「ラーメン忠臣蔵」は本家(?)「忠臣蔵」に
なぞらえた部分はマニアとして(笑)楽しく拝見しましたが、
最初のお話で宗彦さんおっしゃったところの
「リズムネタ」部分が、耳について離れないのに困りました
まんまと術中にはまった感じです(^_^;)
で、このリズムネタは足踏みをしつつ、
前に行ったり後ろに下がったりするのですが、
普通に裾をしぼった袴の逸平さん、茂さんはともかく、
長袴のあきらさんと丸石さんまでが同じ動きを
注:長袴↑こんなん
七五三さまカッコイイ
あったのですが、今回は感心を通り越して感動です
下手したらコケるよ
そのせいで次の「居杭」でも長袴の正邦さんと千五郎翁に
注目してしまいました。
(この曲の注目ポイントは、正邦さんの長男竜正くんを
含めた千五郎家三代共演にあったのですが・・・)
まあ正邦さんのよく動かれること。
そして、当たり前だけど、動きについていく袴の裾が
生きているようです(足袋も『生きているみたい』って言ってたな、自分)。
長袴だと足袋の動きが見えないなんて思ったことも
ありましたが、袴の動きの美しさに、また楽しみが増えた気分です(*^^*)
ちょっと余談
ところで、「居杭」の千五郎翁の役は占い師です。
「陰陽師」というのは今でいう公務員の役職で、
私的に陰陽道で身を立てている人は、
そう名乗ってはいけなかったようです。
この占い師のいでたちが、頭巾に顔を覆う長いひげと、
非常にうさんくささ120%です。
今月初めの「春爛漫 茂山狂言会」の「長光」で
「すっぱ」という詐欺師役の七五三翁が
同様のうさんくさいいでたちをなさっていましたが、
この時は裾をしぼった袴でした。
公務員でないとはいえ、一応陰陽道の専門職だからか、
年長の千五郎翁が演じられたからか、
それとも他の理由なのかわかりませんが、
お装束のちょっとした違いで、身分や役割にとどまらない、
さまざまな情報が示されている、
ある意味合理的な表現に感心したのでした。
(封建時代の遺物と言ってしまえばそれまでなんだけど)
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