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能・狂言・落語会

夏の陣大阪城本丸薪能鑑賞その1

大阪城本丸薪能初日に行ってまいりました

薪能は5年ぶりです。
基本的には、野外能は好きなんですが、
薪能となると終演時間が遅く、帰路の交通機関やらが気になって、
なかなか観に行く機会がありません。

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今回は、駅からのルートは何とか把握している大阪城。
しかし!
会場の本丸広場までが遠い
駅のホームから合計すると、20分以上は絶対かかったと思います。
(城内散歩中のイヌにかまう時間含)
到着は開演時間ぎりぎりでしたが、開演前に、
主催者(たぶん。パンフにも紹介はなく、今もどなたかわからない)
の挨拶の後、城内の豊国神社の神職の方による火入れ式が
行なわれました。
空模様に問題はなかったのですが、風が強くて、
なかなか火が点かず、まさかの火入れ式押し!

【初日の番組】
  翁(おきな)
  猩々(しょうじょう)

舞台に注連縄が張り巡らされていることからも
能楽のルーツの一つが神事であったことが
伺われますが、「翁」はおそらくその昔を色濃く残す曲目です。
「能にして能にあらず」と言われることもあるという
特殊な演目で、決まった筋はなく、
翁が謡い、千歳(せんざい)が舞い、
翁が舞って退場すると、狂言方の三番三(さんばそう)が舞う、
という流れで演じられます。
また、舞台上で翁が面(おもて)を掛けるのですが、
これを客側から見える状態で行なうのは、
「翁」だけだそうで、翁役が「神」になるという
重要な意味を示すのだとか(通常は客に背を向けて行なう)。

演じる役者は精進潔斎をし、本番前、着付けが終わると、
土器でお神酒をいただき、お洗米を口に含み、
お塩で身を清め、切り火をしてもらってから
舞台に上がるそうです(公演パンフレットより要約引用)。
お装束も、通常は裃もしくは羽織袴着用の
囃子方、地謡、後見すべてが素袍(すおう)で正装。
まさに、大阪城を借景とした薪能の初日に
ふさわしい曲と言えるでしょう。

私がチケット申し込みの時に、4日間行なわれる
この薪能の曲目を見て、初日を選んだのは、
演じられる機会の少ない「翁」が観られることが
大きな理由の一つでした。

長くなったので(笑)つづく

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