狂言の会に行った話を書こうと思ったのですが、
私の中での能・狂言や落語会の位置づけについて、
まず書いておくことにします。
きもので出かけたいから
大元のきっかけは、これにつきます。
きものを着たい→着ていく場所がない、機会がない
→なら、自分から作ろう(*^^)v
まずは友人とのランチやお茶、次は美術展、
それからバレエの舞台鑑賞にも着ていくようになり、
考えてみれば、和の舞台なら、もっとふさわしいと
思うようになったのでした。
「花よりも花の如く」by成田美名子
和の舞台、伝統芸能と言っても、歌舞伎、文楽、日舞などあるわけです。
その中で、なぜ能・狂言になったかというと、
中学の時から大好きなマンガ家・成田美名子先生が、
現在能楽師を主人公にした作品を描いておられるからです(*^^*)
それきっかけで観に行ったのですが、見事にハマりました!
三間四方(6m×6mくらい?)で、セットも幕もなく展開する世界。
演者は創造力、観客は想像力を駆使することが求められます。
足の運び、手の上げ下げをはじめとする、身体の動きの美しさ。
また、狂言のコミカルな動きやありえない形のポーズは、
体幹、筋肉がどうなっているのかと興味をそそられます。
ヨーロッパ発祥のバレエとはまったく違うものなのに、
身体の使い方に注目すると、共通点や取り入れたい点が
いろいろと見えてきて、ますます楽しくなってきました。
落語は米朝一門
落語については、きもの云々のずっと前から
会に足を運んでいました。
先月逝去された上方落語の至宝、桂米朝師匠。
そして一門のみなさんのファンなのです。
最初のきっかけは、一番弟子でいらした
故・桂枝雀師匠のファンになったことでした。
それからテレビ放映を中心に追っかけるようになり、
師匠である米朝師匠も大好きになって、
年に1回は一門会に足を運びます。
最近は米朝師匠自身が高座に上がられることは、
ありませんでしたが、お弟子さん、孫弟子さんたちの
上達ぶり(上から目線?)を楽しみにしていました。
米朝師匠のご冥福をお祈りします。
そういうわけで
場所や天候によって、洋服で行くこともありますが、
能・狂言、落語会は今や私にとっては、
きものを着る機会以上のものとなっています。
と言いつつ、来月は久々に歌舞伎も観に行くのでありますよ(^^♪