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能・狂言・落語会

真面目に「笑い」を作る人たち

「古典と遊ぶ 春爛漫茂山狂言会」に
行ってきました。

【番組】

 「三番三(さんばそう)」
  解説…茂山宗彦
 「縄綯(なわない)」
 「髭櫓(ひげやぐら)」

今年は「五世千作十四世千五郎襲名披露記念公演」
でもありました。
なので、いきなり十四世千五郎さんによる「三番三」!
昨秋の襲名披露公演に続き、再び拝見できるなんてビックリマーク
何ともありがたいことですm(__)m

「髭櫓」の出オチ

「髭櫓」で最初に出てくるのは立派な髭の男、
続いてその女房です。
ふだんは女性役が多い茂さんが、
顔中に黒々とした髭をつけて
わざとらしくエラそうに出てくるのが
まず出オチ(笑)
続く女房が逸平さんで、男よりも背が高く
体格がいいのが、ワタシ的には密かに出オチ。

そして戦う女房たち

この夫婦が口げんかのあげくに、
男が女房を打擲(ちょうちゃく)して追い出した後、
女房が近所の女たちを引き連れて戻ってきて、
戦いが始まるという展開です。
戦いの場面は、能「烏帽子折(えぼしおり」」や
「正尊(しょうぞん)」のパロディーになっていて、
地謡さんや囃子方さんが舞台上に登場、
にぎやかに盛り上がります。
能の元ネタは2曲とも残念ながら未見ですが、
「烏帽子折」は能マンガ「花よりも花の如く」に出ていて、
牛若丸の東下りの物語で、パロディーになっているのが、
牛若丸が盗賊をバッタバッタと切り伏せる場面であることは
わかりました。
攻め手の女房軍団はみな、長い柄の武器を手にして、
迎えうつ髭の男は、なぜか髭に櫓を装着して応戦。
ここの殺陣とも言える場面が、みんな腰がしっかり据わって、
足の運び、武器の扱い、流れるように美しく、カッコいいビックリマーク

笑いは真面目から生まれる

しかし、そこは能舞台で行なわれる新喜劇である狂言、
役者さんたちがカッコよければカッコいいほど、
地謡が大真面目に謡い、囃子方が大真面目に演奏するほど、
おかしさがどんどん増幅されていきます。
最後の最後、1mの特大毛抜きで髭をむしられた男が逃げ、
それを女房達が追って舞台からハケた後、
地謡さんたちが残された武器その他を拾い集めて、
何事もなかったように去って行かれるのに、
またひと笑いを誘われました。

笑いを作り出すための日々の修練、
これもまたカッコいいなと思ったのでありました。

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