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筋肉は動くためにある

piano

 

昨日の「題名のない音楽会」のサブタイトルが
「特殊筋肉と音楽家たち」
(11月29日は『いい肉の日』だそうな)
演奏する楽器によって、用途に特化した筋肉が
発達する、というお話でした。
特におもしろかったのが、ピアニストの筋肉。
ラフマニノフ筋、ショパン筋、ベートーヴェン筋・・・
本当にそんな名前の筋肉があるというワケではなく、
それぞれの作曲家の曲を弾く時に
特に使う指の周囲の筋肉が発達するのだそうです。

いわゆる「見せる」ための筋肉ではありません。
だから見て美しいわけでもなく、
むしろ、手の形が変形しているようなものなので、
見た目はどちらかというと悪いです。
私自身は、「見せる」筋肉より「動く」筋肉の方が好きなので、
その曲のために特化してできあがった筋肉が、
鍵盤の上を自由自在に動いて曲を奏でる様子は、
非常に見応えアリでした。

※12月6日(日)23:00~23:30に
 BS朝日でこの回の再放送があります♪

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   1月10日(日)14:30~15:40

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「語る」と「伝える」

露天風呂

きっかけはプレミアムカフェ

NHKのBSプレミアムで、あるテーマに沿って
過去の番組を再放映するという番組があります。
プレミアムカフェ
番組の最初に、テーマについてゲストとキャスターが
しばらくトークしてから過去の番組が始まります。
昨日から明日までの3日間のテーマが「温泉」で、
トークゲストが約4500の温泉、約7200もの温泉施設に
入湯したという温泉研究家の男性でした。
(このヒト普段何してるんやろ?)

「アツい」と「クドい」は紙一重

さて、私は自分もオタク気質なので、基本的には、
自分の専門分野、趣味についてアツく語る人は好きです。
しかし、温泉の泉質について、成分の名称や
数字を交えて語る、この温泉研究家氏のオハナシには、
途中でついていけなくなり・・・
ハッキリ言うと、「クドい!」「もうええわ」と思いました(^_^;)

自省を込めて

繰り返しになりますが、私もオタク気質なので、
ついつい「語って」しまうことがあります。
だからこそ、レッスンの時は「クドい」はもちろん、
「アツく」もなりすぎないよう気をつけています。
そして、タイトルにつながるのですが、
「伝えたい」を芯にしっかり持っていないと、
「語る」ことだけに熱中してしまい、
それが「クドい」になるのでは、と
自省を込めて思ったのでした。

※写真はフリー素材サイトより

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「坊さん、父になる」

2010年、アメブロの方に「ボクは坊さん」という本についての
記事を書きました。
その続刊がこのたび発行され、またまた感想を書きたくなった次第です。

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「坊さん、父になる」 白川密成著
ミシマ社刊

「ボクは坊さん」について

前回の「ボクは坊さん」は、とーーーっても簡単に言うと、
祖父の死によって、24歳で住職となった青年の奮闘記!です。
そして、「坊さん」として、彼が大切にしているのが、
仏教が持っているいい部分、うれしいヒントや智慧を
現実生活の中で丁寧に探すことです。
それが「等身大」の文章で語られます。

 より「うまく」伝えるために

今回も「等身大」のミッセイさんが、飾らずに、
軽やかに日常を綴っておられると感じます。
でも、きっとこれは、自分を削りだすようにして
練りに練った文章の集まりなんだと思います。
前回もそうでしたが、引用されている
仏教関係のお話が、ミッセイさんが完全に
自分の中に落とし込んだうえで、
ぴったりハマるトピックとともに
語られているのがスゴイです。
でも、これらの苦行(と思ってないかも?)を
一見(一読?)、感じさせないくらいに、
軽く、楽に読める文章と構成で、
するりと自分の中に入ってくるのです。
文中、「うまくなる」という言葉で、「自己成長」を
語る部分があるのですが、まさに、
「ミッセイさん、うまくなってるよ」(^_-)-☆キラーン
と、失礼を承知で言いたくなります。

私も最近、言葉で伝えるということを
自分の中に落とし込むという作業とともに
大切にしていきたいと思っているので、
いいタイミングで出会えた本でした。

白川密成さんのお寺のホームページ
「山歌う」

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本・テレビ・CDなど 身体をゆるめる、楽にする

能狂言の歩きと骨ストレッチ

能の本3冊

まずはタイトル後半のハナシ

いきなり冒頭は本の画像で始まっていますが、
またまた骨ストレッチの講習会に行ってきた件から。
(以前の記事はこちら→東京芦屋
今回は、講座を1回でも受講した人が対象とあって、
時間は短めですが、マニアックで濃い~(笑)内容でした。
(骨ストレッチ自体が十分マニアック^^;)

骨ストレッチの効果は、実際に行なっている時はもちろんですが、
帰り道にはっきりとわかります。
運動した帰り道が、行く時より楽だというのは、
なかなかない経験です。
心地よい疲れ、みたいなものはよくあることだと思いますが。

とにかく足が軽い。

でも、何となく楽、から、こういう理屈で楽なんだ、とはっきりわかったのは、
以下の体験があったからです。

そしてタイトル前半のハナシ

で、冒頭の写真の本たちです。

150417_2048
真ん中の緑色のは、以前にもちらっと写真に出ていますが↑、
実は3冊シリーズで、別の本を探していた時に、
左のオレンジ色のを偶然発見したのが始まりです。
(写真では大きさ微妙ですが、この1冊だけ文庫です)

能楽師であり、アメリカ発祥のボディーワーク、ロルフィングを学んで、
日本では数少ないという公認ロルファーでもある、
安田登氏の著書です。
(ロルフィングについてはここではふれません)

すべて祥伝社刊。
オレンジ『疲れない体を作る「和」の身体作法』
『能に学ぶ「和」の呼吸法』
『体と心がラクになる「和」のウォーキング』
(なぜ色で説明するのだ)

書店で発見した『疲れない―――』の裏表紙に、
能とロルフィングに共通性がある、というようなことが書いてあって、
これはバレエの歩きときものの歩きに共通性がある、
という私の考えと共通しているかも、と即購入しました。
そして、内容に大いに納得、満足、共感はしていたのですが、
紹介されているエクササイズや呼吸法については、
効果の感じ方に(自分の中では)ばらつきがあって、
少し未消化なものが残っていました。
また、勇んで(?)引き続き購入した『能に学ぶ―――』の内容が、
どちらかというとメンタルな方向に行ってしまっていたのも、
はっきり言えば不満に思うところでした。

骨ストレッチとの相乗効果

『体と心がラクに―――』を購入したのは、
骨ストレッチの講習会で本当に腑に落ちた感覚を
得た後のことでした。

   「なるほどそういうことやったんか!」

骨ストレッチで意識できるようになった部位、ゆるめた部位の感覚で、
この安田氏のエクササイズの効果がはっきり実感できたのです!
体感に加えて、理屈としても理解できるようになり、
上述の「こういう理屈で楽」につながっていったのです。
私にとってはどちらが欠けても、そしてどこかでタイミングがずれても、
この深い実感は得られなかったと思います。

この体感、経験を、自分の中に深く落とし込んで、
自然な形でレッスンの中に取り入れていくため、
楽しみつつ考えを巡らせております
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☆☆加西KCC体験レッスン☆☆
 9月29日(火)「ゆる楽バレエワーク」15:30~
      「体幹を体感する楽な歩き方」17:45~
      ※能狂言の「歩き」も取り入れています(*^^)v
  
お申し込み、お問い合わせは0790-42-4153

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本・テレビ・CDなど 乳がんサバイバーとして

苦しくなきゃダメですか?―ガンを扱うドラマに思う―

今年も24時間テレビが終わりました。
V6は好きだけど、メインパーソナリティが総勢15人って、
もう何が何やら・・・(^_^;)

—-以下、「意見には個人差があります」—-

去年、番組内のドラマに関連して、アメブロに
「死ななきゃダメですか?」というタイトルの記事を書きました。
ドラマや映画のガン患者が、最後には必ず死んでしまうのは、
「ガン=死に至る病」というイメージをいたずらに
強固にしてしまうだけではないのか、という風な記事です。
折に触れ、この件については考え続けていますが、
今年はもう一つ付け加えたくなりました。

「苦しくなきゃダメですか?」

ドラマのガン患者は、前向きに治療に取り組みつつ、
時に薬の副作用や激しい痛みに苦しみ、周囲はそれを支え、
最後には死んでいく、というのがまあ、定番の展開かなと思います。
(見てませんが^^;)
「ガンになると死ぬ」に加え、「ガン治療はつらく苦しい」となると、
そりゃあ、ガンになるのが怖くなります。
見つけられたくないから、検診を受けるのも二の足踏むでしょう。

ガンはいろいろ、治療もいろいろ

上記の展開に加えて、定番になっているのが、
化学療法の副作用で脱毛して、帽子かバンダナ着用、
というシーンですね。
私は化学療法、いわゆる抗ガン剤治療を受けていません。
それは、大ざっぱに言ってしまえば軽症だったためです。
放射線治療の副作用もほぼなかったので、
「しんどくないことが申し訳ない」という思いを持ったこともあります。
私の場合と違い、特殊なガンで、抗ガン剤治療の適用にならなかったために、
治療を受けていない知人もいます。
「特殊」と言ってしまうと、これまた「怖い」病気、という
イメージになってしまいますが、あくまでも、ガンの性質のことで、
悪性度とはまた別の話です。
現に、その知人は私と同じように普通に生活しています。

ガンという病気自体も、治療法も、そして予後も、
患者の数だけあると言っていいくらい多種多様です。

ドラマティックより現況優先で

しんどい治療をして、最後は死ぬ、というイメージが定着することで、
誰にどんなメリットがあるでしょうか?

ドラマを見た「健康な」人たちは、「ガンは怖い」「なりたくない」
「なってしまった人はかわいそう」というイメージを植え付けられます。

現在治療中の患者さんは、治療に消極的になるかもしれません。
そしてサバイバーも含め、「かわいそうな人」とひとくくりになります。

真摯に患者と向き合う医療者は、無力感に襲われるかもしれません。

医療が日々進歩している今、現況に即した展開のドラマも
たまにあってもいいんじゃないかなと思います。
まあ、涙と感動にはならないだろうな・・・