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ワタシ流きもの用語

ワタシ流きもの用語―コーリンベルト―

コーリンベルト2

【コーリンベルト-こーりんべると-】
両端にプラスティックまたは金属の留具がついた
長さを調節できる幅2cmくらいのゴムのベルト。
着付け時にきものや長襦袢の衿を留めて、着崩れを防ぐ。
左右両方から均等な力で引っ張ることになるので、
衿合わせが左右対称にきれいに整う効果もある。
留具が肋骨に当たると痛いので、留める場所に注意が必要。
「コーリンベルト」の名称は、ホチキスやテトラポッド同様、
一企業の商品名が一般名詞になったものとの説があるが、
確たる根拠が得られるだけの資料はない。
根拠となるべき文献や記事を書かれる着付けの「権威」たちは、
このベルトを着付け時に使用されないからかと思われる。

コーリンベルト1

売っている時はこんな箱に入っていることが多い。
量販店の浴衣売り場の着付け小物セット的なものに
含まれていることもあるが、上記のような理由で、
一般的な教本やDVD等では使用法が明示されていない
確率が高いので、購入時に注意されたい。

以下、ちょっとしたつぶやき

私はコーリンベルト使う派です(*^^)v
使わない方法も両方試したうえで、やっぱり楽だから♪

☆☆出張着付け、出張着付けレッスン承り可能日☆☆

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帯つきの季節

150404_0902

先日の私のお出かけ時のように、コートや羽織を着ないで出かけることを
「帯つきで出かける」と言います。
語源等はちょっとわかりませんm(__)m
大体、春から秋にかけての時期のことなのですが、
「花見から紅葉狩りまでは帯つき」
「紅葉狩りから花見までは帯つきではダメ」
の、2パターンの表現を聞いたことがあります。
同じように聞こえますが、前者だと花見と紅葉狩りは帯つきでOK
なのに対し、後者だと紅葉狩りと花見はコート、羽織が必要
ということになります。

「どっちやねん」とツッコミたくなりますが、
どちらも気候の変わりやすい時期(今日の冷え込みハンパない )、
気温が高ければ帯つきで、冷えこんでいればコート、羽織を着る、
どちらでもOKなフレキシブルな時期と考えるのがいいのかなと思います。

コートはともかく、羽織は今や、オシャレな着こなしのアイテムなので、
コーディネートの幅が広がる時期と思うとうれしいかもです。
夏に薄物やレースの羽織もよいですね♪

「帯つき」という言葉はステキな言葉なので、残っていけばいいなと思います。

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帯留めからのコーディネート

1週間くらい前から、週間天気予報では今日は雨の予報でしたが、
昨日あたりから降らない、晴れ間も見える、に変わっていたので、
きもので出かけることにしました。

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南風原(はえばる)花織のきものと、紅型(びんがた)の名古屋帯。
はからずも沖縄コーディネートでございます。
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そして、今日のメインはこの帯留め!
名付けて「花より団子」です(笑)
完全季節限定なので、今の時期、つまりお花見の季節は
この帯留めをするためにきものを着ると言っても過言ではなく、
まずこの帯留めありきで帯を選び、きものを選びます。
もちろん、行く場所に合わせた候補は
先にある程度しぼっておきます。

今日の目的は狂言鑑賞。
フォーマル過ぎでなければ、かなり幅広い着こなしが楽しめます。

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ある境地を目にした日

 

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昨日の記事と同じ写真ですが・・・

着付けを終わって帰宅した時間が早かったので、
お彼岸の入りでもあり、午後から墓参に行きました。
(夕方から雨の予報だったし)
その帰り道、叔母の美容院に寄って、
写真を見てもらいました。
叔母は私にとっては「心地よく美しい着付け」の面では
師匠ともいうべき人です。
着付けのお仕事の前にはボディーを借りて
自主練をさせてもらったりもしているので、
写真を見てもらうことも多いです。

ガラケー画面の写真を見つつ、
「裾すぼまりの形がきれいにできてる」
「帯の位置や大きさがちょうどいい」
等々のあと、
「衿がきれいに抜けてる」

なぬ!?

※女性の着付けの場合、衿が首の後ろに密着しないよう、
 適度に間を空けますが、それを「衿を抜く」と言います。

繰り返しますが、4cm×6cmくらいのガラケー画面です。
何で衿の抜き加減がわかるの?

「首とか肩の感じ」

・・・叔母はAB型です(^_^;)

それはともかく、極めるとそこまで見えるようになるのだと
感心するとともに、技術だけでなく、見る目ももっと
磨いていきたいと気持ちを新たにしたのでした。

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雨の日のきもの

昨日は、卒園式の着付けのご依頼で、
早朝から阪神間に出張いたしました。
先週から、今週半ばのお天気は思わしくない
との予報だったので、事前に確認したところ、
雨でもきものを着るのでお願いします、とのお返事。
その甲斐あってか(?)、降雨はなく、くもりがちの空で、
時には晴れ間も見えたとか。

雨の日でも、丈を短めに着付けるとかの工夫もできますし、
歩く時のコツとか、コートやショールの使い方など、
お伝えいたしますので、きものを着る選択肢は、
簡単に捨てないでくださいね。

もちろん、雨に濡れたきものは、できるだけ早く、
専門家にお手入れをお願いするのがベストです。

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※写真掲載のご了承ありがとうございますm(__)m