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きもの・小物

旅に出ていました・その壱―きもの―

しばらく旅に出ていました。
今までは1泊2日が最高だったきもの旅、
この季節としては最小限度に荷物を押さえてみました。

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きものが2枚と帯が2本です。

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帯のうち1本はリバーシブルです。

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プラス、帯どめ3個と三分紐が2本。
下着は衿付半じゅばん&裾除けで、長じゅばん省略。
半じゅばんには半衿を重ねて複数枚縫い付け、
脱いだ時にはずしていきます。
暖かくなりつつある季節だから、できたことです。
寒い季節にはオススメできません。

きものと帯についてもう少し

きものは香川県の特産品である保多織(ぼたおり)
少し凹凸のあるワッフルみたいな触感が魅力です。
暑い時には肌触りがよく、寒い時には温かみを感じます。
木綿なので(明治以前は絹だったそう)家で洗えるし、
折りたたんでもしわになりにくいなど、扱いが楽です。

帯は両方とも半幅帯(また『きもの用語』復活しよう)で、
帯揚げ帯枕を省略できるようにしました。
胸周りにモノが少ないだけで、移動も楽

たぶん次の記事に書く予定の事情で、
着姿が撮れていませんので、
あしからずご了承ください。
誰も見たくないか!?(笑)
でも、帯結びは載せたかったな(^_^;)

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能・狂言・落語会

君ならずして 誰 和らふべき

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2週間おきの狂言鑑賞(^_^;)

先週13日(土)は、京都の金剛能楽堂へ。
「茂山狂言会 春」を観てきました。
「君ならずして 誰 和らふべき」という、
ステキなサブタイトルがついています。

【番 組】
 「鬼瓦」
 「御茶の水」
 「延命袋」
小舞 「盃」「三人夫」
 「文荷」
 「貰聟」
 「釣針」

いろいろとマニアックかも

私も狂言だけのお舞台を観始めて日が浅いので、
それほど詳しいわけではありませんが、
けっこうマニアックなラインナップのように思います。
また、現在NHK木曜時代劇「ちかえもん」の劇中劇で
赤穂義士を茂山家のみなさんが演じておられて、
大石内蔵助が七五三さん、息子主税が茂さん
なのですが、「御茶の水」「貰聟」では2人の共演、
しかも、「貰聟」では性別は違えど親子役。
そしてこの2曲は最後の場面が同じような展開になる
という、なんとも細かい演出でした。

マニアへの道(?)

今回の公演は、大っぴらにではないけれど、
主にファンクラブ対象、みたいな感じだったので、
小舞が正邦さん、茂さんの息子さんたちだったなども含め
こういう演出になったのかなと思います。
会場に合わせ、客層に合わせる柔軟な対応、
それが「お豆腐狂言」なのだと思いますが、
だからといって、誰がやっても同じというような
没個性なものではない、それが個性とも言える・・・
う~ん、つかみどころがない、だからやっぱり
もっと観たくなってしまうワケなのです(^_^;)

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お出かけ

ええとこいっぱい北播磨!

月イチゆる楽バレエストレッチの時に使わせていただいている
小野市の施設うるおい交流館エクラで開催された
イベントに行ってきました。

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「ええとこいっぱい北播磨!
 ~“北播磨らしさ”あふれる元気なまち~」

〈第一部〉活動事例発表
 1.地域とともに~食文化の伝承と地域活性化をめざして~
  (兵庫県立社高等学校生活科学科)
 2.女性が活躍する農事組合法人
  (農事組合法人きすみの営農)
 3.播州織で織りなす町づくり
  (兵庫県立西脇高等学校生活情報科)
〈第二部〉討論会
  テーマ「“北播磨らしさ”あふれる元気なまちづくり」

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第一部の西脇高校の発表が、播州織のブランド化を含めた
活用事例についての内容で、最後に播州織の洋服の
ファッションショーがあり、そこに親戚の高3女子が出演する
ので観に行ったのです。 
身びいきはなはだしく「いっちばんべっぴんさんやわ」などと
思いつつ、第一部だけで帰ろうと思っていたのですが、
時折ボランティアでがんセミナーのお手伝いなどしているもので、
休憩中に会場転換の様子を何となく見ているうちに、
第二部の討論会ってどんな風に進めていくんだろうとか
気になって、これまた何となく残ることにしました。

いきなりの丸投げにびっくりしたけど

「討論会」というタイトルだし、私が見慣れている、
委員的な方々が前に居並んでおられる配置で始まったので、
パネルディスカッションのような感じかと思っていたのですが、
始まっていきなり、コーディネーターである兵庫教育大学の先生が、

「ご自分が思う北播磨のよさを、キーワード程度でいいので
 書き出して、それから周囲の方とお互い話してみてください
 その後、何人かに発表していただきます」

いきなり客席に丸投げかい~~っっ
とツッコミましたが、後で考えてみると実はこれ、
けっこうツカミとしてOKだったんです
私みたいに第一部の発表者の身内としてだけの来場者は
第二部には参加していなくて、残っているのは、
まちづくり活動の関係者かそこに興味がある人なので、
そこそこ意見は出てくるわけですよ。
また、「考え中」の時間にこの先生が会場を回られて、
よさげな意見を目にしたり耳にしたりしたら、
その方に発表を促すという形だったので、
変な遠慮気分が漂う状況にはならず、
実にスムーズに進んでいったのです。
こういう進め方もおもしろいな(何目線?)と
思うと同時に、自分の住む地域のいろんな「ええとこ」を
あらためて知ることができた楽しい時間でした。

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能・狂言・落語会

能動的に能を楽しむ

大阪能楽会館という異空間

大阪能楽会館は、大阪の中心地梅田からすぐ近く、
中崎町という場所にあります。
昭和を残すレトロな町として紹介されることもある場所です。
前に行った時は気づかなかったのですが、

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通り沿いの壁にこんな↑レリーフが。
そして、手書きらしき当日公演の表示↓。

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能舞台はそれ自体が一つの異空間ではありますが、
この場所は外観からして異空間感(舌噛むわ)ありありです。
お正月にはお舞台に注連縄を張る慣習があるそうで、
この日はぎりぎり1月末だったので、本舞台から橋掛かりまで
縄が張られた能舞台を目にすることができました。

篠山能舞台

 

能舞台という特殊な場

数年前の雑誌の「能」特集を別件で読み返していて、
能舞台という「空間」の特殊性について書いてある部分を見つけました。
前読んだ時には、私がまだこういうことを考えるに
至っていなかったので気づかなかったようです。
その文章の筆者は、ある時舞台上で歩を進める途中、
地謡の響きが明らかに空間を歪ませていること、
それによって、舞台の空気密度に濃淡の差が生じ、
「通れる空間」と「通れない空間」の違いが生じたことに気づいたそうです。
そのことを「立つべき時に立つべき場所に立つことを
能舞台という場そのものが要請している」と表現しておられます。

場と「共感」するという楽しみ方

また同じ特集の別の部分では、「共感力」という単語があり、
役者とともに、何もない舞台にいろいろなものを見る、
能を観る側にとって大事な能力という意味のようですが、
つまりその「共感力」によって、観る側も異空間に存在する
ものとなるという拡大解釈もできそうです。
そうすると、観る側もやっぱり異世界の住人であると言える、
と言うか、そうなることで、楽しみ方が広がるということでしょう。
(参考:芸術新潮2013年12月号特集『はじめて観る能』)

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能・狂言・落語会

「落語と狂言の会」そして「落言」

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「落語と狂言の会 お米とお豆腐」を観てきました。

のパンフレット表紙に「2015」とあるのは、
東京公演が昨年12月だったためです。
「お米」は米朝一門の「米」、
「お豆腐」は茂山家の「お豆腐狂言」を表します。
「お豆腐狂言」とは、昔、格式ばった芸能であった狂言を
能舞台以外の場所でも気軽に積極的に上演した
茂山家を揶揄して言われた言葉
「おかずに困れば豆腐、余興に困れば茂山の狂言」
を逆手にとった名称だそうです。

【ぷろぐらむ】

パンフレットはホントにひらがな表記でした(^_^;)

 口上とーく  演者全員&落語作家 小佐田定雄
 落語「餅屋問答」  桂文之助
 狂言「仏師」   茂山七五三 茂山あきら
 落言「神くらべ」  落語 桂文之助
            福の神 茂山七五三
            貧乏神 茂山あきら

さらっと(?)感想

文之助さんの落語は、さすが正統派米朝一門、
という感じで楽しめました(何目線?)。
テンポや動きという、落語そのものとは別の、
でも本質的なところで、枝雀師匠を感じる、
不思議な、ファンには少し切ない時間でした。
「仏師」という狂言を観るのは3回目ですが、
演者のリズム、テンポでこんなに違うのかと
強く感じました。
落語と狂言の融合「落言」は「面白かった」です。
試みとしてinterestingであり、内容は非常に
funnyでenjoyable
それでいて福、つまり富やお金の流れというものの
真理をついていると思える部分もあり、深い
また、狂言方お二人のお装束がとてもステキで、
福の神は唐織と思われる華やかなお装束、
貧乏神は羅かな?透けるお装束とロン毛のかつらが
印象的でした。
作家の小佐田氏も、演者のみなさんも、
ほんとに楽しんでおられるのが伝わってきて、
「落言」というジャンルがもっと広がって、定着すれば
いいなと思ったのでした。

この日のハナシ、もうちょっとひっぱります(笑)→コチラ

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