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原田泰治美術館の名誉館長さだまさし―諏訪の旅3―

諏訪湖近辺の地図を見ていて、
原田泰治美術館の文字が目に入りました。
高校生くらいの時に、新聞の日曜版に
連載されていた絵がいいなあと思っていて、
その作者の原田泰治氏が、さださんとお友達と知り、
ますます好きになりました。
その原田氏の美術館が諏訪にあるとな?
ただ、諏訪旅2日目は月曜日だったので、休館かと思っていたら、
ホテルの周辺ガイドによると、5月~10月は無休とのこと、
友人との待ち合わせまでに行けるではないですか(*^^)v

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湖畔に立つステキな建物です。

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↑入場券です。
「秋」と書いてあるので、季節ごとに変わるのかもです。
原田泰治氏の絵はこんなです。
いつかどこかで目にしたと思われる方も
多いのではないでしょうか。
誰もがどこかなつかしいと思う風景が、
細やかな色彩と繊細な筆致で描かれています。

名誉館長さだまさしの「ごあいさつ」

さて、この美術館の名誉館長はさだまさし氏です。
入館してすぐ、展示室に向かう階段横の画面で、
「名誉館長のごあいさつ」が流れています。
思いがけず、さださんのお顔を、しかもドアップで見られると、
うれしくなって、いそいそと画面前の椅子に座りました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

       長い。

企画展や特別展を観に行くと、映像コーナーと称して、
時代背景や画家の逸話などを上映している場所があり、
「全編5分」などと書いてありますが、
アレ並みに、いや、アレ以上に長い。
「ごあいさつ」でなく「解説」と言ってほしい。
でも、その「解説」(笑)の中で、「名誉館長」が
「泰ちゃんは遠くから近くへと描いていくから、
 最初に描いた空が、こぉんなに小さくなる」
というようなことをおっしゃっていて、
作品を見る時に、そう思ってじっくりと見ると、
遠くの風景により深みが増すように思えました。

だからこそ、ゆっくりしっかり見ようと思ったのに!
「ごあいさつ」が長くて時間が(T_T)
次回はもっと余裕を持って入館するぞと、
加えて「ごあいさつ」はスルーするぞと
誓ったのでありました。

そして、「諏訪の旅」シリーズおしまいm(__)m

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☆☆月イチゆる楽バレエワーク@エクラ☆☆
11月15日(日)10:30~11:40

☆☆大人から楽しむバレエ☆☆
毎火曜日 11:00~12:15@三木市緑が丘
毎木曜日 11:25~12:40@西神中央
体験、見学随時受付中!

☆☆バレエの「身体の使い方」を取り入れた着付け☆☆
出張着付け出張着付けレッスンの受付予定表はコチラ

お申し込み、お問い合わせはお問い合わせフォームより
お願いいたします。

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丹波市ドライブ―長谷川義史展―

毎日放送「ちちんぷいぷい」木曜日に、
不定期で放送される「とびだせ!えほん」
絵本作家長谷川義史さんの展覧会が、
兵庫県丹波市で開催中(~9月6日)です。

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長谷川さんはとっても不思議なたたずまいの方です。
親しみやすい絵と、ほんわか素直な言葉で、
上述コーナーでは、毎回訪問した土地での景色や人を
一冊の絵本のように綴って紹介しておられます。

会場全体がタイトル通り「長谷川義史の世界」
になっていて、階をまたぐ5会場それぞれが楽しいです。

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受付ロビーのオブジェ(?)
展覧会のサブタイトルとなっている作品
「いいからいいから」シリーズの一場面です。

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エレベーターの中には幽霊さん(笑)

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チケット半券と、一緒にいただいたステッカー。
ほんわか楽しい作品とともに、沖縄戦のことや、
東日本大震災のことを描いた絵本もあります。

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会場の丹波市立植野記念美術館という建物がまたステキで、
市の公式サイトによると、市出身の実業家 植野藤次郎氏と、
美術に造詣の深かった氏の創立した芸術関連財団により、
建設、寄贈されたものだそうです。
植野氏は建物自体も美術品でなくてはならないという
考えの持ち主だったそうで、↑外観はもちろん、
内部のデザインも、吹き抜けのロビーや、柱など、とても美しいです。
建物として美しい美術館、博物館は他にもありますが、
館自体を見るために再訪したいと思ったのは
初めてかもしれません。

公共交通機関はちょっと不便かもですが、
車で行ける範囲なら、展覧会、美術館ともに
オススメです

☆☆月イチゆる楽バレエワーク@エクラ☆☆
9月19日(土)、10月11日(日)
ともに14:30~15:40

☆☆バレエの「身体の使い方」を取り入れた着付け☆☆
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大 関ヶ原展@京都文化博物館

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京都文化博物館で開催中の大関ヶ原展に行ってきました。

家康狸、恐るべし

見応えアリでしたわ。
(以下、マニアックになるのでわかんない部分は
飛ばしてくださいね^_^;)
展示が7部門に分かれていて、
プロローグ、エピローグはちょっと流れから
外れるのでおいといて、ですが、
第1章が「秀吉の死」から始まっています。
そして「合戦前夜」に第2章が割かれていて、
第3章でやっと「決戦」なのです。
そこに至るまでの書状のやりとりをはじめとする
多くの駆け引き、策略、密約・・・
そして、たった1日で終わった戦の中でも、
水面下の動きが数々あって・・・
小早川秀秋の寝返りで流れが変わったというのが定説で、
確かにそれはそうなのですが、それがなくても、
1日で勝敗が決することがなかったというだけで、
東軍・・・家康勝利で終わっていたのではないかと
思えるくらい、いろいろあれこれさまざまあったようです。

わが地元のお殿様発見

そしてですね、私にとって、この特別展の一番の収穫は、
わが地元小野市の好古館という施設から出展の品が
二つもあったことです
小野藩を治めた一柳(ひとつやなぎ)家の祖である
一柳直盛公が、東軍として参戦していたようです。
展示品は直盛公の陣羽織と、直盛公が名入りで描かれた
絵巻物でした。
うわーっ、知らんかった!
でも、東軍やったのに、何で1万石止まりやったん?
外様やからかなあ?と思って調べてみたら、
小野の辺りを最初に治めたのは直盛公の次男で、
この方の急死に伴って、これまたいろいろあったようです。

だから歴史はおもしろい

こういうことがあると、歴史が今につながっていることが
実感できるんですね~
今回は、地元の歴史だけでなく、関ヶ原の戦いが、
ぐっと身近になったような気がします。

お知らせ

月イチゆる楽バレエワーク@エクラ
 7月19日(日)、8月9日(日)
出張着付け出張着付けレッスン
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鎮魂と祈り 平山郁夫展

前回の記事から続きます。

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写真に自分が映りこんでしまっていますがご容赦をm(__)m

平山郁夫画伯との出会い

もともとシルクロードに興味があって、その関係で平山画伯の絵と
出会いました。
沙漠の夜の青、昼の金に理屈抜きで魅かれます。
両方の色彩が一枚に使われている「敦煌鳴沙」という作品が
一番好きで、いつもぼーっとその前でたたずんでいます。

広島の記憶

このたびの企画展のタイトルは「鎮魂と祈り」です。
画伯は、広島で被爆されていて、その経験が
創作活動の大きなモチベーションであるそうです。
今回の展示作品の中には、広島でB29が投下する
落下傘を目撃したことから、命からがら故郷の生口島に戻り、
再度、廃墟と化した広島に、という一連の体験を描いた
水彩画が、手記の文章とともに展示されています。

絹の道、仏の道

今回、上述の沙漠を描いた作品以外に、
ポスター等の印刷物のモチーフとなっている
「求法高僧東帰図」などの、仏教に関する作品が
心に残ったのは、画伯の平和に寄せる思いが
より感じられたからかもしれません。

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あさご芸術の森美術館

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兵庫県朝来市のあさご芸術の森美術館に行って来ました。

「ダムのある美術館」のキャッチコピー(?)通り、
写真↑後方に見えているのが、多々良木ダムです。
館内のカフェテラスからも雄大な光景が楽しめます。

郷土の彫刻家淀井敏夫氏の記念館でもあり、
写真↑前方の作品をはじめ、ダムの直下の
野外展示スペース、館内の展示室に、
作品が数多く展示されています。

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淀井氏の作品ではありませんが、印象的だったのが、
『「最後の午餐」に集合した一同』と題された、
藤原吉志子氏によるアルミニウムの作品です。
見えにくいですが、「一同」はすべて、擬人化された動物です。
ほのぼのな感じを受けますが、じっくり見ていくと、
それぞれの表情に、いろいろ意味があるように思えてきます。
左から2番目は空席で「あなた」のための席だそうです・・・

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今回の目的は、現在開催中(~6月7日)の
「鎮魂と祈り 平山郁夫展」でした。

次の記事に続きます・・・